みかんの栄養と健康効果

人気者のみかん

日本の食卓に最も馴染んでいる果物のひとつがみかんでしょう。間違いなく日本の代表的な果物です。バナナも同様ですが、素手で果皮を簡単にむいて食べられるので、それこそ冬ともなればコタツの上にミカンを積んだ光景がどこの家庭でも多く見られます。


みかんの種類はいろいろあるわけですが、一般的には「冬みかん」、単に「みかん」と言うことが多く、普通のこうしたみかんは「温州・ウンシュウミカン」を指しています。漢字で書く時は「甘い柑橘」ということで「蜜柑」とも表記されます。「ウンシュウ」というのは、みかんの名産地だった中国浙江省の温州のことです。温州はそうした由来なのです。従って、名産地に関連した名前ではないとされています。実際に温州みかんの原産は、温州ではなく日本の不知火海沿岸あたりが原産と考えられています。


さてこのみかんの栽培ですが、主に関東以南の暖地が多くなっています。つまり温暖な気候が好ましいわけですが、柑橘類の中でみかんはどちらかと言うと寒さには強いとされています。


白い5花弁の花が5月中旬頃に咲き、一般的に使われているカラタチ台で最大4 メートルまで成長します。品種は大きく、9月から10月に収穫される極早生温州、10月から12月に収穫される早生温州、11~12月頃に収穫される中生温州、11月下旬~12月に収穫される普通温州に分類されます。