みかんの栄養と健康効果

みかんの栄養

ミカンに含まれる成分についてですが、これは他の果物や野菜も共通でほとんどは水分です。特徴的なのはビタミン類と繊維質が多く含まれていることでしょう。特にみかんにはビタミンCが多く含まれており、成人1日当たりのビタミン所要量(50mg)なら、みかんMサイズを2コ摂ればまかなうことができます。


成分の詳細ですが、ビタミン:ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE。ミネラル:カリウム、ミネラル類。有機酸:クエン酸。ポリフェノール類:フラボノイド化合物(ヘスペリジン)、ヘスペリジン。炭水化物:セルロース。その他:オーラプテン(香り成分)、シネフリン(酸味成分)、テルペノイド(香り成分)、ナリンジン(苦み成分)、β―カロチン、β―クリプトキサンチン、ペクチン、ノミリン、リモネン(香り成分)となっています。


みかんの場合は葉や根に含まれる成分も健康の役に立ちます。タイ料理などに香辛料として使われるコブミカンの葉にはDLGG(葉緑体の中の脂質:抗炎症成分)で、アクリドン(抗がん作用物質)はミカン科のカンキツ属の根皮に含まれています。もともと「朝の果物は金」と言われています。


果物の糖質は素早く吸収されるエネルギー源なので、睡眠中に失ったエネルギー源を効率よく補充します。朝のみかんで、頭も体もすっきり目覚めましょう。